12/18(土)は、WAF エンジニア 佐藤華織の記事です。在宅勤務の気分を盛り上げるため壁ペイントにチャレンジした話です。
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こんにちは、ソリューションサービス部 佐藤です。世界がCOVID-19に襲われて、私も在宅勤務が中心となってしまいました。まさかこんな時代になるなんてびっくりですよね。どうしても家にいる時間が長くなってしまうので気分もぱっとしません。せめて自宅での時間を快適に過ごそうと、自宅の机や椅子などを新調したり環境を整えたりした方も多いのではないでしょうか?
私はWAF製品を担当しています。WAFサービスの運用管理や適切なチューニングのためのレポート作成などをしています。当たり前ですが、在宅勤務になっても様々なお客さまからのお問合せ対応や、安定運用のための検討・対応に加え、チューニングレポートの締め切りに追われるなど、毎日いろいろな業務があります。在宅だからこそ集中してできることもあれば、煮詰まることもあります。
そこで、自宅の環境を一新することを決意しました。最初は部屋の模様替えや家具の新調、快適な在宅環境の整備なども考えましたが、今回は思い切って壁の色を塗り替えることにしてみました。今日は休日のアドカレらしく、DIYの話をしたいと思います!
思い立ったらまずは計画
最初は壁ペイントを業者にお願いしようと思っていたのですが、インターネットで検索してみると親切な解説動画が山ほど出てきます。DIY経験のない私でもできそうな気になってきました。失敗しても壁紙を貼ればごまかせるかな~なんて思いながら、とりあえず挑戦です。やっぱりエンジニアだったらまずは自分でやってみる、ですよね。このご時世、遊び歩くことも減り、週末のおうち時間はたっぷりあります。その時間を活用して何週間かにわけて仕上げていく計画です。
思い立ったらまずはイメージを固めます。色はグレーがかった水色とネイビーを基調に、深緑を差し色に選びました。この深緑なんとチョークボード(黒板)になっていて、チョークで絵や文字が描ける塗料です。絵心はまったくないのですが、なんかオシャレですよね。
道具はネットで調達
次はペンキをネットで購入します。「モニターにより色の見え方が異なります」といった注意書きがありましたが、まさにグレーは思ったより水色で、ネイビーも深緑に近い色でした。チョークボードと色が被りそう・・・という予感がしましたが、塗ったら雰囲気が変わるかも、という淡い期待とともに後で考えることにしました。塗ってみたら意外と合うかもしれませんしね。こだわりがある人はぜひ実物を見て購入することをおススメします。
道具もすべてネット調達です。ローラー、刷毛、マスキングテープ、マスカー、ペンキ用のバケツなどを揃えました。週末ごと日をわけたり色を変えたりして塗るような場合は、ローラーのスポンジ部分のスペアがあると嬉しいです。何回も使っているとどんどん塗りにくくなるので、途中でいくつか追加購入しました。あとはジョイントコーク(私はジョイコと呼んでました)もあると良いですね。もとの壁紙に凹凸がある場合、これを色の境目などに塗ってからペンキを塗ることで、凹凸が埋まり境目がキレイに塗れます。私は初心者なので、とりあえず推奨されるものは取り入れてみました。
意外と大がかりな下準備
いよいよ作業に取り掛かります。既に生活している家なのでまずは家具の移動から始まります。リビングにベッドという大変な状況になりますが、しばしの辛抱です。次に、壁と床の間にある巾木やコンセント部分などをマスキングします。キレイに仕上げるためにはとても重要な工程で、いかに丁寧にやるかが仕上がりに影響します。なお、巾木部分はマスカーも利用しますが、マスカーだけでは密着力が弱く剥がれやすかったので、マスキングテープでマスキングした上からマスカーを貼りました。マスカーも便利です。ビニール部分を広げることで、床などをペンキの飛び散りから守ってくれます。こんな便利なものがあるなんて、世の中まだまだ知らないことだらけだなーと痛感しました。
マスキングが終わったらジョイコの出番です。よくわからないですが、マスキングした部分にジョイコを塗っていきます。指で適当に塗りましたが、まあ大丈夫でしょう。ここまでの下準備ができたらやっとペンキが塗れます。
ドキドキのペンキ塗り
そして今回のメイン作業となるペンキ塗りが始まります。準備が大変だったので、テンションも上がってつい真ん中からバーンと塗ってしまいました。でもペンキは端の部分から塗っていくのがセオリーですよね。思うがままに塗りたい・・・そんな衝動を抑えながら、端から丁寧に塗っていきます。刷毛やローラーを駆使しながら全体を塗り終え、一旦休憩です。2度塗りしますので、乾くまで2~3時間ほど待ちます。1度目は多少の色ムラがあっても2度目でカバーできるので、さほど神経質にならなくて大丈夫です。2度塗りが終わったら乾ききる前にマスキングテープを剥がすことを忘れてはいけませんね。ここまで終えたところで夜になり、作業終了です。
やっぱり色が・・・
そして、例のネイビーは予感的中です。塗ってみてもやっぱりネイビーというより深緑っぽく、チョークボードと同じような色に見えます。せっかく3色にしようと思っていたのに計画丸つぶれです。当初、リビングの壁は水色、天井はネイビーの2色だけで終了させようと思っていましたが、ベッドルームも2色に見えるのでやっぱり物足りません。もう1色足すべく色の再考です。もともと同系色でまとめていましたが、完成したベッドルームを眺めていると、水色とはいえ多少はグレーがかっています。好きな色なのでいいのですが、ちょっとパンチが足りないです。そこでもう1色は明るい色を取り入れることにしました。水色・深緑に合う色としてオレンジに決定です。ちょっとした冒険ですがリビングの壁にオレンジを取り入れることで、ひと続きになったベッドルームとリビングにメリハリがつき、2つの雰囲気が楽しめると考えました。ベッドルームが海を連想させるような”静”で、リビングは太陽を連想させるような”動”のイメージです。こうやって少しずつ塗ることで全体のイメージを臨機応変に変えられるのも自分でやる醍醐味でもあるし、メリットでもあります。
そして完成!!
そうしてリビングも2日にかけて完成させました。ベッドルーム、リビングそれぞれ2日ずつかかっていますが、実際には週末のうち1日のみをペンキ塗りに充てていますので約4週かけて完了です。
出来上がりの感想ですが、素人にしては上出来です!きっと今のペンキは性能が良いのでしょう。初心者がやってもそれなりにキレイに仕上がりました。そして、どうやら私はマスキングが得意のようです。知られざる才能が開花しました。マスKingです。
コンセントのパネル類は外さず、マスキングのみでやりました。細かく見ると、色の境目が多少ガタガタしているところもありますが、家具の配置を戻し、普段の生活を送っている分にはまったく気にならないです。100均で絵筆を購入し、細かい修正をした部分もあります。壁の凹凸をカバーするジョイコですが、だんだん慣れのせいかジョイコの使い方も適当になり、厚塗りになってしまったために逆にガタガタしているような気がする部分もあります。ジョイコはやっぱり素人にはわかりません。でもきっと、キレイに塗れた境目の部分はジョイコを正しく使えていてジョイコの成果が出ているのだと信じています。そして、まさかの色被りハプニングもむしろあってよかったと今となっては思います。もし、ネイビーと深緑が似た色じゃなかったらオレンジを取り入れる冒険はせず、全体的に同系色の部屋になっていたと思います。それはそれでシンプルで良いと思いますが、オレンジを入れたことによって部屋の奥行きが出たように見えますし、カラフルで楽しい部屋になりました。壁の色に合うようカーテンも替えました。こちらも手作りです。
総じて驚きの出来栄えです。部屋の印象がだいぶ変わり、大満足です。体力作業ではありますが、特に苦労や困ったこともなく、むしろとっても楽しかったです。そして自分でやったことにより愛着が湧きます。やってみて良かったと思いました。今はリビングで仕事をしていますが、壁の色を変えて明るい色にしたところ、心も明るくなった気がします。仕事で行き詰っても心は軽いままです。だって、視界に入る正面の壁はオレンジですから。そして1日の終わりは水色の部屋で癒されながら眠るのです。
チョークボードにはまだ絵を描いていませんが、代わりに絵を飾りました。想像以上の出来栄えに満足したので、次はキッチンの壁も塗り替えてみようかな。