第 8日目は、SOC インフラエンジニア 津田航の記事です。スウェーデンの SOC で働いた時の様子について紹介します。
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NTT セキュリティ・ジャパン インフラエンジニア 津田です。普段は東京で勤務していますが、今年は NTT Security Sweden に 3ヶ月ほど出張し、現地でシステム基盤開発を行いました。今回はスウェーデンでの生活についてご紹介します。皆さんはスウェーデンという国に対してどういったイメージをお持ちでしょうか?
馴染みのない方もいらっしゃるとは思いますが、医療や介護、教育制度が整っており、ワークライフバランスの考え方がが強く根付いています。NTT Security Sweden では、朝5時に出社して、お子さんのお迎えのため午後 3時には帰宅去れる方や週 3-4でリモートワーク勤務される方も多くいらっしゃいます。出社する場合、SOCのシフトメンバー以外は、一般的には 8~9 時に出社し、16 時から 17 時には仕事を切り上げて帰宅します。日本と比較し残業するケースは非常に少ないです。そのため日本人からすると、家族やプライベートをとても大切にしているように感じられます。
私の場合は、オフィスが快適だったので、リモートワークを選ばす、同じように 7時から 9時の間に出社していました。オフィスに着いてまずやることは、キッチンにあるコーヒーマシンから挽きたてのコーヒーを注ぐことです。スウェーデンではコーヒーマシンがない会社で働きたくないと言われるくらいに必需品になっています。
コーヒーを片手に、同僚と雑談したあとデスクに向かいます。オフィスは広々としており、オープンな環境です。デスクは高さの上下調整が可能で、座るのに疲れたときや気分を変えたいときは、立ちながら作業をします。オフィスの様子が少し写っているものが youtube に アップロード されていますので、ご興味がある方は是非ご覧になってください。
お昼時にはキッチンにたくさんの人が集まり、持参したお弁当を食べながら、談笑します。私は普段自炊しませんが、スウェーデンに滞在していた際はよくお弁当をもって、出勤していました。
3時ごろになると、フィーカ(Fika)がよくおこなわれます。フィーカとは、コーヒーを飲みながらお菓子を食べる時間のことです。フィーカではその月の誕生日の人を祝ったり、雑談や仕事の話をします。最初は休憩が多いようにも感じましたが、コミュニケーションが活発に行われ、新しいアイデアが生まれたり、休憩から戻ったあと集中力が増し、効率的に仕事ができます。こういったコミュニケーションの場が日常的にあると、ミーティングするほどじゃないけど相談したいといった内容もフィーカ中にできるので、PC に向き合って仕事しているときに割り込みが少なくなり、オンオフの切替がしやすいと感じました。
金曜日の 夜は特にオフィスにいるメンバーは少なく、早めに仕事を切り上げる方が多いです。仕事終わりに同僚にいろいろなレストランに連れて行ってもらいました。そのときの写真です。
スウェーデンで働いて実感したことは、家族やプライベートを何よりも大事にしており、仕事の成果さえだしていれば、働き方については自由度が高いという文化が形成されていることです。日本もスウェーデンのようなワークライフバランスを達成するために働き方改革がよい方向に向かって欲しいですね。