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【徹底比較】MDRサービスの選び方と各社の違い|失敗しないための選定ポイントと比較表

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【徹底比較】MDRサービスの選び方と各社の違い|失敗しないための選定ポイントと比較表
サイバー攻撃が高度化する現在、セキュリティ対策は「侵入を防ぐ」フェーズから「侵入を前提に、いかに早期に検知し迅速に対処するか」というフェーズへとシフトしています。その中核を担う存在として、セキュリティ専門家が24時間監視・分析・対応まで担うMDR(Managed Detection and Response)が注目されています。サービス内容は提供ベンダーによって違いがあり、選定を誤るとコスト増とリスク放置に直結する可能性があります。本記事では、MDR選びで失敗しないための「実効性」の見極め方と、主要サービスの違いをわかりやすく解説します。

なぜ今、MDRサービスが必要なのか?自社運用の違いと導入メリット

サイバー攻撃の高度化と慢性的なセキュリティ人材不足を背景に、外部MDRへ移行する企業が増えています。その背景にある2つの要因を解説します。

高度化するサイバー攻撃と「侵入前提」へのシフト

ランサムウェアや標的型攻撃は、VPN機器やソフトウェアの脆弱性などを突き、従来の防御網を容易に突破します。また、侵入後すぐに被害が顕在化するのではなく、長期間潜伏して情報を盗み出す手口が常態化しており、「侵入を完全に防ぐ」ことは不可能です。

そのため、セキュリティ対策の主眼は「侵入されることを前提とし、いかに早く検知して被害を最小化するか」へ移行しています。この「検知と対処」を担うMDRは、事業継続の必須要素になりつつあります。

限界を迎える「自社での24時間監視」と現場の疲弊

侵入後の脅威検知には、24時間365日の継続的なログ監視と分析を行う体制(SOC)が不可欠です。しかし、当社の調査(従業員規模101名以上、情報システム担当者933名へのアンケート)では、全体の38.7%が「セキュリティ人材不足」を課題として挙げており、24時間365日の監視体制は現実的ではありません。現場の負担を解消し、高度な運用を実現するには、MDRの活用が不可欠となります。

出典:自社(NTTセキュリティ・ジャパン)調べ(従業員規模101名以上、情報システム担当者933名へのアンケート)​

MDR・SOC・MSS・EDRの違いと役割

最適なサービス選定のため、混同しやすい用語の定義と役割、MDRの守備範囲を整理します。

4つの用語の定義と「守備範囲」の違い

各用語の役割は以下の通りです。自社に必要な機能がどこにあるか確認してください。

比較項目

MDR

SOC

EDR

MSS

定義

脅威検知と対応を包括的に提供するサービス

監視・分析を行う組織・体制

エンドポイント監視ツール

セキュリティ機器の運用管理サービス

運用主体

外部専門ベンダー

自社 または 外部委託

自社(ツール導入)

外部専門ベンダー

主な役割

- 能動的な脅威検知

- 封じ込め・復旧支援

- ログ監視

- アラート一次分析

- 端末挙動の記録

- 稼働監視

- 設定変更

MDRの核心は「検知」から「対応」までの完結性

MDR最大の特徴は「Response(対応)」まで含めて提供される点にあります。MSSが機器管理に留まるのに対し、MDRはインシデント発生時に深く介入します。専門家が脅威を分析し、端末隔離やプロセス停止といった「封じ込め」まで支援・代行します。「攻撃を食い止め、被害を最小化する」アクションまで完結している点が、MDRが選ばれる本質的な理由です。

失敗しないMDR比較の視点と「実効性」

カタログスペックだけで選ぶと、導入後に「思ったほど効果が出ない」という失敗に陥りがちです。「実効性」を見極める視点を解説します。

カタログスペックよりも「実効性」を見るべき理由

「24時間監視」「AI検知」といった表現はほぼ各社が共通で掲げています。しかし、ログの分析粒度やアラートの取捨選択、分析に関与する人のスキルレベルには大きな差があります。

表層的なシグネチャ検知や単純な相関分析に留まるサービスでは、過検知が多発し、担当者が精査に追われる事態になりがちです。真に価値あるMDRとは、システムと経験豊富なアナリストが深く分析し、本当に危険な脅威だけを通知して対処へ導く「実効性」のあるサービスです。

比較時にチェックすべき5つの重要項目

実効性を判断するために、以下の5点を比較してください。

  • 監視対象:PCだけでなく、NW、クラウド、OT(制御システム)まで統合監視できるか。
  • ログ分析と保存:生ログまで深く分析しているか。インシデント発覚後の事後調査用に十分な期間保存しているか。
  • 体制:24時間365日、有人で即時対応するか(夜間は自動通知のみではないか)。
  • コスト・期間:初期費用やEDR費用は含まれているか。導入スピードは適切か。
  • IR連携:万が一の際、フォレンジック調査や復旧支援(IR)までシームレスに連携できるか。

【徹底比較】一般的な他社サービスとNTTセキュリティ・ジャパンの決定的違い

一般的なMDRサービスと当社サービスとの差を比較します。この数値差は、そのままセキュリティレベルの差に直結します。

比較項目

NTTセキュリティ・ジャパン

A社

B社

C社

初期費用

0円

40万円

0円

0円

課金方法

ID+テナント

ID

ID+監視サービス

ID+サーバーライセンス

ログ容量

1IDあたり3GB

1IDあたり0.15GB

不明

不明

ログの収集

クラウド・NW・EP・アプリ・OT

クラウド・NWのみ

クラウド・NWのみ

クラウド・NWのみ

ログの保管期間

400日

1年

30-50日

90日

導入までの期間

最短数日

1か月程度

1か月程度

1か月程度

監視体制

24/365有人対応

平日9-17時有人対応

24/365 有人対応

24/365 有人対応

脅威分析・検知方法

独自SIEM+AI+SOC

独自SIEM+AI+SOC

独自SIEM+SOC

AI+SOC(アナリストは全員外国籍)

インシデント通知

対応:24/365

手段:メール・電話

対応:24/365

手段:メール・電話

対応:24/365

手段:メール・電話

対応:24/365

手段:メール・電話

インシデント対処

SOCによる遠隔管理対応

(指示 推奨対応まで)

*IR対応は別途費用

SOCによる遠隔管理対応

(指示 推奨対応まで)

SOCによる遠隔管理対応

(指示 推奨対応まで)

IR対応(事象に対して調査・排除対応)+補償

対応言語

日本語・英語

日本語のみ

日本語のみ

日本語・英語

EDR費用

EDR別途費用

EDR別途費用

EDR別途費用

EDR含む

【保存期間】「400日」の長期保存がインシデント調査を救う

  • 他社:保存期間は30〜90日程度が一般的。長期潜伏する攻撃が発覚した際、ログが消えており調査不能になるリスクがある。
  • NTTセキュリティ・ジャパン:標準で「400日間」保存。発覚まで時間がかかっても過去に遡って原因を特定でき、確実な説明責任を果たせる。

【監視範囲】ITからOTまでカバーするベンダーフリー対応

  • 他社:クラウドやネットワーク監視に特化している。
  • NTTセキュリティ・ジャパン:ITに加え「OT(制御システム)」まで幅広くカバーしている。

【監視体制】国際資格を持つアナリストによる24時間365日の有人監視

  • 他社:有人対応が「平日日勤帯のみ」の場合があり、夜間の攻撃に対処できない。また、24時間対応であっても、アナリストのスキルレベルが不明確な場合が多い。
  • NTTセキュリティ・ジャパン:「CISSP」や「GIAC」などの国際資格を持つ高度なアナリストが、24時間365日体制で常駐監視を行う 。システムだけでは判断が難しい脅威も、専門家の深い知見によって正確に検知・対処する 。

【導入までの期間】最短数日で開始できる「セルフオンボーディング」

  • 他社:ヒアリングや環境構築を含め、利用開始までに「1ヶ月程度」かかるのが一般的。
  • NTTセキュリティ・ジャパン:「セルフオンボーディング」の活用により、申込から「最短数日」で利用可能。ビジネススピードを止めずに早期に監視体制を構築できる。

NTTセキュリティ・ジャパンのMDRサービスの特長

NTTセキュリティ・ジャパンのMDRサービスは、以下の特長で運用を支援します。

  • Global:欧州にも同一基盤を持ち、GDPR等に適合したグローバル連携が可能。
  • Reasonable:ログ量ではなく「エンドポイント数」課金のため、ログ増大によるコスト増がない。
  • Easy:セルフオンボーディング(お客様作業)なら初期費用無料、最短3日でポータル開設。
  • Analysis:24時間体制でアナリストが監視。チャットでの直接問合せや端末隔離に対応。
  • Threat Hunting:独自ロジックで未知の脅威を能動的に探索。
  • SIEM:約70種の製品に対応した自社開発プラットフォームで、高度な検索やレポート作成が可能。

関連記事:【比較検討】自社に最適なMDRサービスを導入するには?選び方の重要ポイントと費用要素・価格体系を解説

「NTTセキュリティ・ジャパンのMDRサービス」がもたらすビジネスメリット

スペック上の優位性は、ビジネスにおける具体的なメリットに直結します。

「脱・アラート地獄」によるコア業務への集中

独自のSIEMエンジンと経験豊富なアナリストのダブルチェックにより、過検知を抑制します。「本当に対処が必要な脅威」が届くことで、日々のアラート対応から解放され、セキュリティ戦略立案などのコア業務に集中できる「脱・アラート地獄」を実現します。

最短数日で導入可能なスピードと柔軟性

「セルフオンボーディング」により、最短数日で監視を開始できます。M&Aや拠点新設など、ビジネスの変化に合わせて即応できるセキュリティ体制を構築できる柔軟性は、経営判断を支える強みとなります。

工場・インフラも安心。ITとOT環境の「統合監視」による死角なき防御

一般的なMDRは監視範囲がオフィスITに限定されがちですが、NTTセキュリティのMDRサービスはOT(産業用制御システム)まで標準で監視します。ITとOTのログを横断的に分析することで、IT環境から工場設備へ侵入を広げるような複雑な攻撃も検知可能です。工場や重要インフラを持つ企業にとって、全資産を一元的に守れる点は大きな強みとなります。

まとめ:正しい比較軸でMDRを見極め、自社に最適なサービスを選び抜く

MDR選びは企業の資産を守る重要な投資です。カタログ上の機能だけでなく、「実効性」で比較することが重要です。

NTTセキュリティ・ジャパンのMDRサービスは、圧倒的な分析力と長期保存、24時間365日の有人監視を、導入しやすいコストとスピードで提供します。自社の運用課題を解決するサービスとしてぜひご検討ください。

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